WCSとは

クラフトマンシップ審査規定

世界コスプレサミット クラフトマンシップ
クラフトマンシップ審査規定

本書では世界コスプレサミット(以下「WCS」)チャンピオンシップにおけるクラフトマンシップの審査規定と手順について、誰が、どのように審査し、採点するのか説明する。

採点

WCSチャンピオンシップはコスチューム造形の能力とステージ上でのパフォーマンスの両面を評価する競技である。審査員には、著名人によるステージパフォーマンスを評価するタイプ(ステージ審査)と、多国籍からなる審査員による衣装の技術・技能 = クラフトマンシップを評価するタイプ(クラフトマンシップ審査)の二つがある。
ステージ審査は、パフォーマンス(10点)、原作ストーリーやキャラクターへの忠実性(5点)、ステージ上で衣装が与えるインパクト(5点)の計20点を与える。通常、5人の審査員がおり、結果として合計100点が付与される。
クラフトマンシップ審査では100点を付与する。ステージ審査の得点と適合させるため、その点数はステージ審査員の数で乗じて、10 で割ったものを同審査の最終得点とする。もしステージ審査員が5名居る場合、クラフトマンシップ審査は50点満点となる。

クラフトマンシップ審査

クラフトマンシップ審査は各参加国のオーガナイザーにより選出された多国籍の審査員により行われる。オーガナイザーたちは自分自身を当国の審査員として指名することも、当国の他のものを指名することもできる。WCSの各国代表は審査資格を持たない。各国の審査参加については強制ではないが、高く推奨される。
最大で30人の多国籍審査員がクラフトマンシップ審査に参加する。
各審査員は自国を除くそれぞれの競技者(その国の衣装)を、100点から採点する。自国を審査する事は許されておらず、審査中は部屋から退室しなければならない。得点は100点を満点とし、各国が採点した合計得点を審査員の数で割って平均化し、衣装得点とする。
衣装得点は、ステージパフォーマンスの得点に加算され、最終合計得点となる。

衣装得点

100点を満点とするクラフトマンシップ審査の得点内訳は、以下のとおりとなる。
(a) 衣装の精密度・・・40点
(b) 衣装の品質・・・ 40点
(c) 技術・・・ 20点
『衣装の精密度』は、原作の衣装と直接比較して評価する。原作のものと完全に一致していれば最高40点、全く異なる場合は最低0点が与えられる。
『衣装の品質』は、衣装がいかによく組み合わされているか、いかに正しく競技者に適合しているか、いかに綺麗に彩色・縫製されているか等の複数の要因を基準とする。
『技術』は、技能を評価する。衣装が様々な難しい技能を駆使して造形されている場合は、わずかで単純な技能を用いた場合よりも、高く評価される。技能の量よりも品質の高さが問われる要素である。

手順

クラフトマンシップ審査の前に、審査員と競技者には競技参加者名簿が配られ、割当時間と各チームの順番を把握する。審査員は部屋に着席し、次の競技者を審査するのを待つ。
最初のチームが審査される番になると、彼らは完全なコスチュームとメーク、衣装の一部となる小道具を身につけ、審査員室に入る。ステージ上の大道具はWCSチャンピオンシップの審査対象ではない。また競技者は、ポートフォリオまたはタブレットによるスライドショーを準備し、コスチュームの制作過程の写真を見せる事を要求される。その当国の審査員は、審査のあいだ部屋から退出し、次のチームが呼ばれるまで部屋には戻れない。
各チームには衣装を披露するために10分間が与えられ、審査員が知っておくべき見所、品質や精密性、衣装にかけた技能をアピールする。チームの各一名が5分ずつ配分し取り組む事が推奨される。プレゼンテーションが終わったら、審査員は5分間で競技者に質問し、間近で衣装を精査したり触ったりする。その後、競技者は衣装や小道具とともに部屋を退出する。審査員たちは5分間で話し合い、採点する。次のチームが部屋に呼ばれたら、同様のプロセスを繰り返し、全てのチームを審査するまで続けられる。

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