WCSとは

コスプレチャンピオンシップ 審査・競技ルール

ワールドコスプレチャンピオンシップ

審査・競技ルール

 

審査基準

1. キャラクター審査(100点満点)

キャラクターを表現する構成要素(衣装や持ち道具など)の制作に関し、以下の3つについて採点する。

 

1) 衣装の精密度(40点)

原作の衣装デザインと実際の衣装とを比較して評価。

原作のものと完全に一致していれば最高40点、全く異なる場合は最低0点が与えられる。なお、原作の衣装に不明な部分がある場合は、原作の世界観、およびキャラクターらしさを守っている限り、デザイン構築・色の選定はコスプレイヤーの裁量に委ねられるものとし、提出された原作の衣装画像との相違点は採点に影響を及ぼさないものとする。

(例:白黒の漫画で衣装の正確な色がわからない等)

 

2) 衣装の品質(40点)

衣装がいかによく組み合わされているか、いかに正しく競技者に適合しているか、いかに綺麗に彩色・縫製されているか等の複数の要因を基準に評価。

  

3) 技術(20点)

衣装を制作するうえでの技能を評価。

衣装様々な難しい技能を駆使して造形されている場合は、わずかで単純な技能を用いた場合よりも、高く評価される。技能の量よりも品質の高さが問われる要素である。また、可変の機構などのギミックがある場合、そのアイデアもここで評価する。

 

 

2. ステージ審査(200点満点)

ステージ上で行われるパフォーマンスを通し、以下の3つについて採点する。

 

1) パフォーマンス(100点)

演出力、創作力、エンターテインメント性、修錬度などを考慮し、そのパフォーマンスが素晴らしいものであるかどうかを評価。

 

2) コスチュームのステージ映え(50点)

衣装がステージ上に立ったとき、照明などと相まっていかにきらびやかに見えるのか、パフォーマンス中の躍動感がいかにあるのか、等ステージ上に立って初めてわかるような価値、および衣装のディテールについてではなくステージ上での印象(Impression)を評価する。可変の機構などのギミックが実際にステージでどう活かされているか等も考慮する。

 

3)原作への愛・リスペクト(50点)

どれだけ原作(ストーリー、キャラクター等)への愛・リスペクトが感じられるか等を審査。この項目では、衣装・パフォーマンスを通じて第三者(この場合は審査員)に伝わった、コスプレイヤーの原作への「思い入れ」つまり、「愛・リスペクト」を評価。

 

3. [1.キャラクター審査]と[2.ステージ審査]を合計し、300点満点で審査とする

 

 

 

得点について

1. キャラクター審査は、各国・地域のオーガナイザーが、自チームの代表コスプレイヤー以外のチームのキャラクターを審査する。

チームごとに参加したオーガナイザーによるキャラクター審査得点の平均値(A)を計算し、ステージ審査の合計得点に【(A)×ステージ審査員の数】を加算する。

 

2.キャラクター審査、ステージ審査の最終得点で同点があった場合は、ステージ審査の得点が高いチームを上位とする。

また、ステージ審査の得点も同点であった場合は、ステージ審査員の判断により順位を決定する。

 

 

 

審査方法 

1. キャラクター審査 

1) キャラクター審査では、各審査員は審査対象となる代表コスプレイヤーのハンドメイド技術、デザイン、センスなどがいかに優れているかを評価する。その際審査員は、優秀な点があればあるほど点数を加算する「加点方式」にて審査を行う。

 

2) 審査基準にあるようにキャラクターを表現する構成要素が審査対象となるため、衣装・メイク・ウィッグ・手持ちの道具などを全て身につけた状態で行う。

なお、パフォーマンスの演出向上を目的とするステージプロップは審査の対象とはならない。

 

3) 競技ルールに則った内容のものとし、事前にキャラクターレポートを提出すること。

 

4) 審査は、キャラクターレポートを元に以下に沿ったプレゼンテーション形式にて行う。

・ 出場チームによるプレゼンテーション/8分

...実際の衣装を披露しながらキャラクターレポートの制作過程の写真を使用するなど、見所、品質や精密性、衣装にかけた技能をアピールする。

・ オーガナイザーによる質疑応答 /2分

...審査員より、プレゼンテーションやキャラクターレポートでの質疑がある場合は応える。

・ オーガナイザーによる触手確認 /5分

...間近で衣装を精査したり触ったりする。

  以上、3つの工程を1チームにつき計15分で行う。

 

5) 審査順はパフォーマンス発表順を元に事前に決定した順番にて行う。

なお、健康状態による理由など、審査員の承認がある場合に限り順番の変更を認める。

 

 

2. ステージ審査

1) ステージ審査では、各審査員は ステージ上で披露される2分30秒以内のパフォーマンスを通して、代表コスプレイヤーの演出力、表現力、創作力、エンターテインメント性などを評価する。その際審査員は、優秀な点があればあるほど点数を加算する「加点方式」にて審査を行う。

万が一2分30秒の制限時間をオーバーした場合、10秒以内は、パフォーマンス得点から10%の減点、10秒以上の場合は、25%の減点とする。

 

2) パフォーマンスシートの必要項目は全て記載し、衣装原画、音源または映像と合わせて期日までに事前に提出すること。

 

3) パフォーマンスの内容は自由だが、他の指導がない限り、パフォーマンス後の撤収が速やかに行えるものとし、ステージを汚す可能性のある行為、ステージに跡が残る行為は禁止とする他、競技ルールに則った内容のものとする。

 

4) パフォーマンス前40秒を転換時間とし、ステージプロップがある場合は、この間にスタッフがセット(プリセット)する。

 

5) 代表及びパフォーマンスに必要なアイテムは全てステージ上手でスタンバイし、代表がステージ下手から登場する演出の場合は、40秒の転換時間にてステージ上を横切り配置に着くこととする。

 

6) パフォーマンスの最中は、代表2名以外の人間がパフォーマンスをサポートすることはできない。

 

7) パフォーマンスの順番は、事前に行う全チーム公平なくじ引きによって決定する。

なお、健康状態による理由を除き、一度決められた順番は変更できない。

 

 

 

競技ルール

1. キャラクター審査

1)  キャラクター審査の対象となるのは、キャラクターを表現する上で必要とされる衣装やウィッグ、手持ちの道具のみであること。具体的には下記A)とB)のみを審査の対象とする。

 A)「衣装」とは、コスプレイヤーが着用するものである。

 B)「手持ちの道具」とは、手助け無しでコスプレイヤーが運ぶことができるもので、キャラクターが作中のシーンで持っている物や使っている道具、武器のことを指す。

 C) A)とB)以外の物を指す。(キャラクター審査の対象外)

 

・ステージパフォーマンスの際にプリセットして一度も着用・使用しない物は、C)の扱いとし、キャラクター審査の対象としない。

・コスプレイヤーが着用することなく、その後ろに立っているのみの物であれば、C)の扱いとし、キャラクター審査の対象としない。

 

2) 審査の対象となるアイテムは全て自作であることとし、そのアイテムの75%以上は手作りであるものとする。家族、友人が一部手伝うことがあった場合は、キャラクターレポートにて明確に提示すること。

万が一、そのアイテムの25%以上が手作りではないと判断された場合、そのアイテムを審査の対象外とする

 

3) 市販のものを流用・使用した場合、審査の対象としない。

 

4) ギミック用のパーツを追加するなど、原作と細部を変更する場合は、キャラクターレポートにて明確に提示した上でキャラクター審査においても説明すること。

 

5) 3Dプリンタやファブリックプリンタのようなデータ入力による全自動製作ツールを用いることは認めるが、これらツールの濫用は認めないため、アイテム毎に50%を上回らないようにすること。

なお、作成データを事前に自チームのオーガナイザーに提出し、承認を得た上で製作し、データ作成の過程や代表本人がデータ製作していることの分かる画像をキャラクターレポートにて明確に提示すること。

万が一、そのアイテムの50%以上が3Dプリンタによっての制作だと判断された場合、そのアイテムを審査の対象外とする

 

6) 審査の対象になるアイテム・対象にならないアイテムについては別途「チャンピオンシップに関するFAQ」を確認すること。 

 

 

2. ステージ審査

1) 衣装を含み、パフォーマンスに必要なアイテムについては以下の通りとする。 

A)ステージプロップは、最大3点までとし、1つにつき10kg未満とし、天地2,100mm、左右2,100mm、奥行900mm以内とする。

なお、衣装が隠してある、ギミックがあるなどの特異点は必ずパフォーマンスシートにて明確に提示し、またステージプロップを連結させるなどの展開は、ステージ審査内の2分30秒の中で行うこととする。

 ・ステージプロップ1つの重量が10kgを超過した場合、下記に従ってキャラクター審査点を減点する

  ・10.1~10.5 →5点減点

  ・10.6~11.0 →10点減点

  ・以降、0.5kgにつき5点追加で減点

  ・15kg以上の場合は無条件でキャラクター審査の点数が0点となる

 

 ・ステージプロップ1つのサイズが天地・左右・奥行で規定を超過した場合、下記に従ってキャラクター審査点を減点する

  ・天地、左右、奥行きそれぞれの項目で1cmオーバーにつき1点減点

  ・天地、左右、奥行きを足した点数が1cmオーバーにつき1点減点

  ・合計10cm以上の超過は無条件でキャラクター審査の点数が0点となる

 

B)ステージプロップ以外のアイテムでパフォーマンス前にステージ上及びステージサイドにセットが必要な場合は、代表にて行う。

 

C)衣装・ウィッグ・手持ちの道具・ステージ上で使用するアイテムの総重量は、2名で40kg以内とする。

 ・総重量が40kgを超過した場合、下記に従ってキャラクター審査点を減点する

  ・40.1-41.0kg →5点減点

  ・41.1kg-42.0kg →10点減点

  ・それ以降、1kgの超過につき10点減点

  ・10kg以上の重量超過は自動的にキャラクター審査の点数が0点となる

 

D)市販の模造刀や剣などの武器類の使用は禁止とする。

武器類に関しては、演技中に手から離れて観客にあたり怪我する恐れがあるなど、WCSが危険と判断した場合、使用を禁止する場合もある。

  

E)パフォーマンスに必要なアイテムは、WCSオフィシャルのイラストやロゴ、原作となる作品の公式ロゴ、画像の使用を禁止とする。

 

F) 上記A)〜E)のチェックはキャラクター審査実施日に行い、使用の有無、減点の確定を行う。なお、減点があった場合は、キャラクター審査得点に反映される。

 

 

2) BGM・背景映像の使用については以下の通りとする。

A)パフォーマンス時の音楽素材などは、自分たち自身の音楽、またはサウンドクリップを各自で用意すること。

音楽に合わせてどのようなパフォーマンスをするかパフォーマンスシートに明確に提示すること。

 

B)ステージに設置されたスクリーンにて背景映像を流すことができる。

これはステージの演出の幅を向上させるものでありステージを補助するものであるため、背景映像の出来栄えは加点対象にはならない。

 

C)音源に原作の声優のセリフや声・作中のBGMを流用すること、映像に作中のシーンやイメージをコピー、トレースして使用することは禁止とする。

また、映像の素材に関しては、自チーム以外に著作権を有する場合も使用を禁止とする。

 

D)背景映像は上記以外に下記の注意事項に沿って制作すること。

・通常背景...ステージの雰囲気を作るもの 例)風景、ビル群、建物内部

制作手法:実写、イラスト、CG、ジオラマ制作物など

・特殊効果...ステージ上のコスプレイヤーの動きと連携のある演出 例)光、エネルギー、爆発

制作手法:実写、イラスト、CGなど。

・キャラクター...演技が必要な動きのあるもの

制作手法:自身が演じる実写のみ。イラストやCGなどでキャラクターを追加するのは禁止。

※自身が演じたものに合成を加えることは可。代表自らが演じることを推奨する。

 

E)背景映像を使う際、コスプレイヤー2人が同時にステージから離れることや、観客に見えない時間は最大20秒に制限する。

 ・ステージ上に誰もいない状態が20秒を超過した場合、下記に従ってステージ審査点を減点する

  ・20.1 ~ 21秒 →5点減点

  ・21.1 ~ 22秒 →5点減点

  ・以降、1秒につき5点追加で減点

  ・30秒以上の場合は無条件でステージ審査の点数が0点となる

 

F)パフォーマンス中のセリフについては背景スクリーンの上部3分の1程度以内に日本語と英語の字幕を表示する。字幕の表示はWCS側が調整するものとし、事前に映像内に字幕を入れる必要はない。なお、セリフの使用言語は母国語を推奨とし、パフォーマンスシートに日本語か英語でセリフのタイミングがわかるよう書き入れてあったもののみを対象として表示する。

 

G)音源は、192kbps以上のステレオとし、映像は1920x1080ピクセルの解像度1080p以上で、画面アスペクト比16:9とする。

なお、映像の提出の場合は、音源を合成した1つの動画データで、ファイル形式:MOV、AVI、WMVのいずれかで制作されたものとする。

 

 

3) その他特殊効果や演出などについては以下の通りとする。 

A)ステージを降りて客席を活用するようなパフォーマンスは禁止とする。

 

B)以下の使用は禁止とする。

・粉(パウダー)、微細な金属粉(ラメ)

・火気(煙)

・水、水分を含むもの、ステージが濡れて跡が残るおそれのあるもの

・1辺が2cm未満の紙吹雪(花びら、羽など舞台上にばら撒くものを含む)

※ 2cm以上の大きさの紙吹雪は合計100枚まで使用可。

・火薬を使用したクラッカー

※ 火薬を使用していないクラッカーは使用可。ただしクラッカーを使った際に飛び出す物は、上記の2cm以上の大きさを順守すること。

 

C)その他WCSが危険性やステージ転換の妨げになると判断した場合、使用を禁止する場合がある。

特殊な演出を考えている場合は事前にWCSに相談し、WCS事務局が許した器具のみ、特殊効果に使うことが許される。

(例:匂いを発生させる、爆発音を出す、強い光を発する 等)

 

D)レーザー光を使う場合は事前に事務局の許可を得ること。

 

E)コンセントにつないで電源を使用することは不可。内蔵バッテリーのみ

 

 

■ その他

チャンピオンシップのバックステージには、各国・地域ごとの代表2名に加え、各チームのオーガナイザー、通訳、アシスタントのうちいずれかの関係者2名まで入ることが可能。

※ 各国・地域のオーガナイザー、通訳、アシスタントは、各国・地域の代表オーガナイザーより事前に任命し、WCSに申請された者が対象となる。

※ 各国・地域に同行しているプレス関係者や家族・友人は別途用意された関係者席で観覧することとする。

 

チャンピオンシップでのパフォーマンスは、予選会の時に披露したものと同じでも異なるものでも可能とする。ただし、同じものの場合は必ずパフォーマンスに改良を加え、チャンピオンシップにふさわしいレベルのものにするよう努力すること。

 

2018年7月改定

世界コスプレサミット運営事務局

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